私はスペイン料理が好きで、パエージャもよく作ります。
このパエージャ、なかなか曲者です。
まず、呼び方ですね。
パエージャ、パエリヤ、パエリア、ネットにはいろいろ出てきます。
スペイン人シェフの動画を見ましたが、みなさんパエージャと発音してましたね。
私はスペイン語を勉強してるので、ネイティブに合わせて行こうと思います。
今回はいかげそのパエージャです。
いかげそのパエージャって、あまり聞かないですよね。
はい、残ってたんです。
これが当たりで、美味しかったです
なぜか、スーパーにパプリカが売っておらず、残ってた小松菜やセロリを入れてます。
今回は友達が遊びに来てたので、いつもと違って3人前です。
いかげそのパエージャ 材料とつくりかた
今回は3人前なので、28cmのフライパンで作っています。
友達に失敗作を出したくないので、いつもと違って安全策で作っています。
おいしく作る安全策は、最後にお知らせします。
いかげそのパエージャ 材料 (3人前)
友達が来るからといいながら、残りものを思いっきりぶち込んでます。
パエージャは、残り野菜を使ってもおいしくできます。
材料の融通が効く料理なので、材料はいろいろ試してみるといいですよ。
【魚介類と野菜】
- イカげそ 1パック (小) 100g
- あさり 1パック 120g
- シーフードミックス 30g
- 小松菜 茎のみ 1束
- セロリ 10cn そぎ切り
- 玉ねぎ 1/2個 みじん切り
- にんにく 1片 みじん切り
- お米 1.5合 (洗わない)
【油、スープ、調味料】
- オリーブオイル 大さじ1 & 大さじ2
- 白ワイン 80ml
- コンソメスープ 320ml
- トマトソース 大さじ5 簡単な自作ソースです
- サフラン 適量 (バッサリ入れて)
- 塩 適量
- 黒コショウ 適量
- レモン (お好み)
- パセリ (お好み)
つくりかた
魚介類の旨味をしっかりパエージャに含ませたいですね。
それから、きれいな焦げができるよう、火加減に注意しながら作ります。
いかげそ、シーフドミックス、あさりをゆでるフライパンは、
パエージャを作るフライパンとは別です。
げそを食べやすい大きさに切る。
フライパンにオリーブオイル 大さじ1を入れてイカげそを炒める。
イカげそが炒まったら取り出して、シーフードミックスを炒めて取り出す。
中火でOKです。
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同じフライパンにあさりと白ワインを入れて中弱火で茹でる。
あさりの茹で汁はパエージャに入れるので取っておく。
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フライパンにオリーブオイル 大さじ2を入れる。
にんにくと玉ねぎを弱火で炒める。
炒まったらお米を入れて更に弱火で炒める。
お米は半分ぐらい透明になったら大丈夫です。
よく油をなじませればOK。
あさりのゆで汁、コンソメスープ、トマトソース、サフラン、塩、コショウを入れて、
軽くかき混ぜてから中火でひと煮立ちさせてから弱火にする。
炊き始めたら、混ぜるな危険
問題はサフランを入れる量ですが、私は多めにバッサリ入れてます。
サフランの強さはお好みですが、ケチって成功したことはございません。
味がしないよりマシなので、多めに入れたほうがいいと思います。
蓋をして10分経ったら、ごはんの様子を見ます。
お米は写真の状態ぐらいでいいですが、水っぽいなら弱火でもう少し炊きます。
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魚介類とセロリ、小松菜を乗せて、蓋をして更に弱火で5分炊きます。
火を止めて5分蒸らして完成!
お皿に取り分けてから、お好みでパセリとレモンを添える。
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【まとめ】素人がパエージャをおいしくつくるコツ
先にまとめておきますね。
私が何度も作ってきたなかで、気にしているポイントです。
- テフロンのフライパンが成功率高し
- お米は炒める
- フライパンを動かしながら炊く
- サフランはケチらない
- 肉はそのまま、魚介は後乗せ
素人がパエージャをおいしく作るコツ
本格派を目指さず、本場というキーワードを無視することです。
おうちパエージャの成功率をあげるポイント
今回の作り方は、禁じ手も含まれております。
とにかく、今回は成功率を上げることに重点を置いてます。
友達に失敗パエージャは出せませんからね。
量は多めが作りやすい
普段は1人分を作ってるけど、やっぱり難しいと思います。
基本的に1人分という設定がないイケズな料理ですからね。
1人前のパエージャは特に火加減がムズい。
レシピに中火と書いてあっても、中火では速攻で焦げてしまいます。
グリさらパンや小さいスキレットは、火の通りが早いので焦げやすい。
材料面でも1人分は残ることが多く、ロスが発生することも多いです。
他のメニューでも使うなど、ちょっと材料の工夫が必要になります。
1人分はちょっと難しいですが、大好きなので作っています。
フライパンはテフロンの大きいサイズ
やっぱり、テフロンが扱いやすいです。
テフロンのパエージャ鍋がベストですが、フライパンでも十分です。
ただし、フライパンをテーブルに置くのはちょとアレだと思います。
テフロンは焦げすぎが発生しにくいです。
飴色の淡い焦げが付きやすいので、テフロンは成功率がぐーんと上がります。
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私は28cmのフライパンですが、26cmのレシピが多いです。
2~3人前になると、お米や他の材料も増えるので、自然と大きなフライパンになります。
大きいフライパンは、お米の層が薄くなるのでムラができにくいです。
お米は炒めたほうが成功率が上がる
スペイン人シェフの動画で、お米を炒める人はゼロでした。
パエージャは、お米を炒めません。
私も普段はお米を炒めずに作っていますが、今回は安全策でお米を炒めています。
日本のお米は水分を吸いやすい。
油でコーティングすることで、水分を吸いにくくなります。
結果としてアルデンテになりやすい。
それから、ホントは蓋もしないです。
でも、蓋をした方が上の方のお米を炊きやすいと思います。
フライパンを回しながら炊く
パエージャもトルティージャも同じです。
フライパン全面を使う料理は、フライパンを動かすことをオススメします。
グーンと成功率が上がります。
コンロの火は均一ではありません。
丸い形のあちこちで火力が違うので、コンロの癖を知っておくと成功率が上がります。
火力が強いところは先に焦げるので、動かしながら作ったほうがいいですね。
サフランはバッサリ、直で投入
パエージャでがっかりするのが、サフラン香がしないヤツですね。
段ボールでもあったら、思いっきり蹴りますよ。
サフランによって、香りや味の出方が違いますね。
私の経験になりますが、サフランが思ったより出てることはなかったです。
安物だからか?
バッサリ入れちゃっていいと思います。
サフランを水やぬるま湯で出してから使うレシピもあります。
あんまり出てないんじゃね?と感じることが多いです。
直でバッサリ投入したほうが香りは出るので直で投入しています。
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おいしいので作ってみてね
パエージャは意外と材料を選ばないところがあります。
友達が来てるからと言ってますが、盛大に残り材料をぶっ込んでます。
本場とか、バレンシアと言い出すと、もちろん材料や作り方を選びます。
お米はスペイン産を使うとコスパが悪い。
ウザギ肉は売ってませんし、なかなか本場のようにはいかないですよね。
おうちスペイン料理だから、自分がおいしかったらいいと思います。
本格派はお外で食べることにしましょう。
ぜひ、ロゼワインと一緒に楽しんでください。
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