スペインワインの有名ワイナリー トーレスのワインを飲む

スペインワインを飲んでみよかなと思ってる人に、おすすめのデイリーなスペインワインのセットをご紹介します。

エノテカ楽天市場店で売ってるキング・オブ・スペイン トーレスのデイリーワイン、サングレ・デ・トロの送料無料の5本セットです。

いろんなワインの味わいが楽しめるセットで、あっさりした和食からお肉まで合わせられるデイリーワインです。

エノテカの公式サイトによると、3秒に1本売れてるワインだそうです。世界中で売ってるリーズナブルな人気ワインなので、計算すると3秒に1本になるのでしょう。

公式オンラインには3本セットと単品を売ってますが、どちらも送料がかかるので楽天市場店の5本セット (1本あたり1,364円) がおすすめです。

目次

サングレ・デ・トロ 5種類の味わい

エノテカ楽天市場店で売ってるサングレ・デ・トーレスの5本セットの内容は、エッセンシャル・シリーズの中からオリジナル、テンプラニーリョ、ロゼ、ブランコの4種類とスパークリング・ブリュットです。

スパークリング・ブリュット

色は明るいイエローです。
シトラスやライムのフレッシュな柑橘系のアロマが爽やかです。

甘味は控えめで、さわやかな酸味が若々しさを感じさせるドライなスパークリングです。
泡立ちは細かく、短い余韻の中にほのかな苦味を感じます。
バランスが取れていて飲みやすいです。

ヴィンテージNV
アルコール度数11.5%
生産地スペイン
品種パレリャーダ、ガルナッチャ・ブランカ
添加物酸化防止剤(亜硫酸塩)
甘み
弱い
強い
酸味
弱い
強い
アロマ
スパイス
フルーツ
発泡性
少ない
多い
ボリューム
ライト
フル

オリジナル (赤)

色は明るめのルビー色で、少し青みを感じるブルーベリーのシンプルなアロマです。アタックははっきりしてますが、酸味と渋味で少し唐突な感じを受けました。

シャープで少し尖った酸味、甘みはかなり控えめです。タンニンはけっこうしっかりなのですが、渋みも強く、舌に残る粗さも感じます。

ヴィンテージ2021
アルコール度数13.5%
生産地スペイン
品種ガルナッチャ、カリニェナ
添加物酸化防止剤(亜硫酸塩)、安定剤(アカシア)
甘み
弱い
強い
酸味
弱い
強い
アロマ
スパイス
フルーツ
タンニン
少ない
多い
ボリューム
ライト
フル

2日目は落ち着きが出て来ます

開栓直後は落ち着きがない感じがします。
あまりワインを飲まない人は、酸味と渋みで酸っぱい印象を持つかもしれません。
分かりやすく言いますと、ほっぺたがキューってなる感じです。

早めに開栓したほうが無難でしょう。
ほっぺたキューっを感じるようならデキャンタするのもありです。

2日目は落ち着いて来ます。
アロマも熟感が感じられるようになり、酸味も丸みが出て来ます。

テンプラニーリョと同時に開けて飲み比べるとよいです。あまりワインを飲まない人も違いが分かると思います。2

本同時に開けるのは嫌な人が多いですけど、オリジナルは置いたほうがいいと思うので問題ありません。

テンプラニーリョ (赤)

おいしいです。
色はオリジナルほど明るくはなく、紫の色調がやや強めです。ブラックベリーやプルーンの熟した黒果実とバナナの印象的なスイートなアロマです。

アタックはスムーズで、柔らかい酸味です。
甘みは強くありませんが、アルコール分が14%と高いので、まろやかな甘みを感じます。

細やかなタンニンが柔らかめのテクスチャーを演出していて、早熟と言われるテンプラニーリョらしいです。余韻は中程度ぐらいですが、適度な渋みとアフターテイストを楽しめます。

甘い香りと書きましたが、味わいで甘みが突出している訳ではなく、全体的にまろやかでバランスが取れています。

タンニンはありますが、精緻とまではいかないものの、細やかなので飲みやすく感じると思います。1本あたり1,364円はお値打ちだと思います。

ヴィンテージ2022
アルコール度数14%
生産地スペイン ラ・マンチャ
品種テンプラニーリョ
添加物酸化防止剤(亜硫酸塩)、安定剤(アカシア)
製品情報
甘み
弱い
強い
酸味
弱い
強い
アロマ
スパイス
フルーツ
タンニン
少ない
多い
ボリューム
ライト
フル
ステーキとテンプラニーリョ

ロゼ

色は明るめのピンクで赤は少なめです。
イチゴやラズベリーのフルーティーな赤果実の中にグレープフルーツのシトラス系アロマのニュアンスを感じます。

アタックは瑞々しく、酸味が広がります。
はっきりした酸味で持続性があり、甘みは控えめでドライなフレーバーです。
少し苦みを感じる短めの余韻です。

ヴィンテージ2022
アルコール度数12.5%
生産地スペイン
品種ガルナッチャ、カリニェナ
添加物酸化防止剤(亜硫酸塩)
甘み
弱い
強い
酸味
弱い
強い
アロマ
スパイス
フルーツ
タンニン
少ない
多い
ボリューム
ライト
フル

ブランコ (白)

色は淡く黄色が主体ですが、少し緑も入っています。青りんごや花梨のフルーティーなアロマで熟れた感じより青みがあるイメージです。

柔らかいアタックと同調するような穏やかな酸味、甘みは控えめです。
余韻は短く、少しミネラルを感じます。

すっきりフレッシュで飲みやすいライトボディですが、味わい全体が控えめで輪郭がはっきりしない印象が少し残りました。

あっさり系の料理に合うワインだと思います。野菜系の和食とか、炊き込みご飯と相性がよさそうです。昼飲みやピクニックに持って行くのもよいと思います。

ヴィンテージ2021
アルコール度数14%
生産地スペイン ウクレス
品種テンプラニーリョ
添加物酸化防止剤(亜硫酸塩)、安定剤(アカシア)
甘み
弱い
強い
酸味
弱い
強い
アロマ
スパイス
フルーツ
タンニン
少ない
多い
ボリューム
ライト
フル

トーレスはスペインを代表するワイナリー

1870年にペネデスでハイメとミゲルの兄弟がワイン生産を始めました。ハイメは1860年にキューバに移住して、海運業などでキューバで財を成しました。

その後、カタルーニャに戻り、ワイン生産を行っていた兄のミゲルと1879年にトーレス社を設立しました。

トーレスの事業は、ミゲルの息子であるフアン・トーレス・カザルスに引き継がれまさした。そして、ファンから息子のミゲル・トーレス・カルボ、ミゲル・アグスティン・トーレス・リエラ、5代目のミレイア・トーレス・マクザセックに引き継がれていきました。

創立者のひとりであるハイメがキューバに移住するような海外志向だったからか、海外展開に力を入れてきたワイナリーです。1979年にはミゲル・アグスティン・トーレス・リエラが、ミゲル・トーレス・チリを設立、1989年にはカリフォルニアに土地を取得、現在では世界的なワイナリーになりました。

環境保護にも力を入れている

トーレスは環境保護にも力を入れているワイナリーです。2008年にトーレス&アース・プログラムを立ち上げ、CO2排出削減など環境への取り組みや子供のためのシェルターなどのプログラムを強化しています。

高品質でリーズナブルなワインで人気

ミゲル・アグスティン・トーレス・リエラの時代にトーレスのワインが大きく飛躍しました。

フランスで醸造学を学んだ彼は、フランス品種を導入し、パリ・ワイン・オリンピックで優勝を勝ち取りました。

彼はマス・ラ・プラナやミルマンダなどのワインも生み出しました。高い品質は現在まで受け継がれています。

受賞歴が多いトーレスのワイン

トーレスは品質の高いワインを生産することで知られており、Decanter World Wine AwardsやInternational Wine Challengeなどで数多くの受賞歴があります。

例えば、マス・ラ・プラナやレゼルバ・レアル、ラ・カウザ・ナランホ (ミゲル・トーレス・チリ)でDecanter World Wine Awardsのプラチナを受賞しています。

ワイナリーとしては、イギリスのドリンクス・インターナショナル誌が選ぶ2024年の世界で最も賞賛されるワインブランドで第1位を獲得しています。

スペインワインらしくリーズナブル

品質が高いワインを手頃な値段で買えるので、スペインワインはコスパがよいと言われます。

最高級シリーズであるシングル・ヴィンヤードのマス・デ・ラ・ロサは、セールで7,700円で売ってたりします。(ビンテージによっては、€500 約80,000円ぐらいの値段がついてます)

Peñinが92点を付けてるクロス・アンセストラル 2022が€16.75 (約2,500円)で売ってます。

高い品質のワインを作り続けているトーレスですが、幅広い価格帯のラインナップが用意されています。
その中でも140カ国以上で飲まれているのが、デイリーワインのサングレ・デ・トロです。

サングレ・デ・トロ シリーズの魅力

サングレ・デ・トロ にはいくつかの種類があります。シリーズには低アルコールやノンアルコールもあり、2018年にはヴィーガン認証を取得しています。

サングレ・デ・トロは、サッカー スペイン代表の公式ワインでもあります。スペイン代表の愛称はLa Roja (the red)です。サングレ・デ・トロは、雄牛の血という意味なので、やっぱりLa Rojaです。

サングレ・デ・トロの歴史と名前の由来

1954年にコストパフォーマンスに優れ、圧倒的な個性を世界中のグラスで表現することを目的に作られました。

10年後にはレゼルバを投入しています。1990年には100カ国以上の国で販売されるようになりました。

カタルーニャ州のペネデスで生産されています。ワイン生産の歴史は古く、ローマ時代にまで遡ると言われており、トーレスの本拠地と言ってもいいでしょう。

創業者のひとりであるミゲル・トーレスはこの地で現代的なワイン生産に励みました。スペインでも早くからステンレスタンクを使うなど、ワイン改革に熱心な土地柄です。

名前の由来

サングレ・デ・トロは雄牛の血を意味しますが、ギリシャ神話のお酒と豊穣の神バッカス (ディオニュソス) に由来すると言われています。

この時代のお酒はワインなので、ワインの神様とも呼ばれます。古代ギリシャ人はぶどうの木が生えてるところは、バッカスが通った場所と信じていたそうです。

バッカスは別名雄牛の子と呼ばれていたことから、ミゲル・トーレスはワインにToro(雄牛)の名前を付けたと言われています。

では、血はどういうことなのかと考えてしまいます。単に赤いからなのか。
闘牛で力尽きた勇敢な雄牛が流した血にインスパイアされたなど、諸説あってはっきりしないのですが、おそらく闘牛は関係あるのかなとは思います。

テンプラニーリョ主体の赤・白・ロゼの3種類

ペネデスは赤、白、ロゼはもちろん、ぶどうの品種も多い地域でバラエティー豊かなワインを生産する地域でもあります。

サングレ・デ・トロも赤、白、ロゼ、スパークリングと豊富なラインナップが揃っています。

  • レゼルバ
    ガルナッチャとシラー、カベルネ・ソーヴィニョン、テンプラリーニョの3種類あります。
  • スパークリング ブリュット
    カバ・ブリュットがなくなってしまい、後継がスパークリング・ブリュットです。
  • エッセンシャル
    スペシャルセレクション、リオハ、オリジナル、テンプラニーリョ、ロゼ、ブランコ、ベルデホの7種類あります。
  • 低アルコールとノンアルコール
    0,0 オリジナル、5,5 ティント、0,0 ロゼ、0,0 ブランコ、5,5 ブランコの種類です。
    0,0はノンアルコール、5,5はアルコール5%です。

ひとりぐらしやギフトにもおすすめ

ひとりぐらしでフルボトル (750ml)は多いと感じる人もいると思いますが、オリジナルやブランコはハーフボトル(375ml)も売っています。

ただし、ハーフボトルはサングレ・デ・トロに限らず、送料も含めて割高になります。

安くておいしいワインなので、ギフトにもおすすめです。ボトルに牛のアクセサリーがついているので、プレゼントにもかわいくておすすめです。

女子にプレゼントするなら、ピンクの牛がついたロゼもよいでしょう。

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