鶏肉のトマト煮は、よくある料理だと思います。
スペイン風は何が違うのか。
ピメントンというパプリカパウダーを使うことですね。
スモーキーな香りがついているスペインのスパイスです。
ピメントンには辛口ピカンテと甘口ドゥルセの2種類があります。
チリンドロンに使うのはドゥルセです。
でも、高いんですよ。
残念ながらピメントンを使わないとスペイン風になりません。
コスパは悪いですが、買うしかない。
スモーキーな香りは時間が経つと飛んでしまいます。
そんなに使わない人は、普通のパプリカパウダーにしてくださいね。
スペイン食材はお高い
栗原靖武シェフがご自身の著書 タパス100レシピで、
スペイン料理が流行らないのは食材が高いからだと思うと書いておられます。
ピメントンの値段はアメリカの2倍ですよ。
ハモンセラーノもパッと見は安いのですが、中身は3枚しか入ってなかったりします。
パプリカも高いですよね。
もう、生ハムはこれでいきましょ。
手羽元は圧力鍋を使うのが早くていいよ
鶏もも肉のレシピが多いのですが、今回は手羽元を使っています。
私は手羽元を使うときは、圧力鍋で調理しています。
手羽元の醍醐味はお箸でポロッですが、圧力鍋の方が時短かつ簡単にできます。
私は煮込み料理は圧力鍋を使うことが多いです。
もちろん時短なのですが、一番の理由はコンロを早く空けたいからですね。
チリンドロンは圧力鍋を使わないと、20分から30分の煮込みになります。
圧力鍋の時短は品数を作るときに効いてきます。
チリンドロンの材料と作り方
ほとんどのレシピではじゃがいもは入ってません。
でも、入れるとおいしいのでオススメ。
私は小さいじゃがいもがあれば必ず買っています。
いろんな料理の付け合せに使えるので、スーパーで見つけたら買うといいですよ。
トマトは紙パックのあらごしを使っています。
皮や種が入ってないし、缶はゴミが面倒なので紙パックを愛用しています。
材料 (2人分)
- 手羽元 4本
- 玉ねぎ 1/2 みじん切り
- パプリカ 1個 細切り
- じゃがいも 小 3個 半分に切る
- ブラックオリーブ 5個
- 芽キャベツ 2個 半分に切る
- 生ハム 1枚 荒く刻む
- 冷凍枝豆 適量 (レンチンで火を通しておく)
- にんにく 1片 みじん切り
- あらごしトマト 300g
- チキンブイヨン 100cc
- 白ワイン 50cc
- オリーブオイル 大さじ2
- ピメントン ドゥリセ (パプリカパウダー) 大さじ1
- 小麦粉 適量
- 塩 適量
- コショウ 適量
チリンドロンの作り方
手羽元とじゃがいもを先に炒めます。
あとは材料を一気に投入するので簡単にチリンドロンができますよ。
あらかじめ手羽元に塩コショウと小麦粉を軽く振っておく。
圧力鍋 (煮込み用の鍋)にオリーブオイルを入れ、手羽元の両面に焼き目を入れる。
手羽元の片面 (皮面)が焼けたら、じゃがいもを入れて一緒に炒める。
手羽元の両面とじゃがいもを炒めたら、鍋から出して取って置く。
手羽元とじゃがいもを出したら、にんにくと玉ねぎを入れて弱火で炒める。
玉ねぎに火が通って、しんなりしたらOKです。
先にあらごしトマトを入れて、ひと煮立ちさせる。
味を見ながら、塩を入れて味を整える。
取り出しておいた手羽元とじゃがいも、パプリカ、ブラックオリーブ、芽キャベツ、生ハム、チキンブイヨン、白ワイン、ピメントンを入れて、圧力鍋の蓋をしたら中火にかける。
(加圧モードになっていることを確認する)
圧力鍋のピンが上がって、蒸気が続けて出てきたら、弱火にして7分加圧調理する。
圧力鍋を使わない場合は、30分弱火で煮込む。
加圧調理が終わったら、減圧してピンが下がるまで放置する。
圧力鍋のピンが下がったら、枝豆を入れて軽く混ぜる。
お皿に盛り付けて完成。